【2019版】料金が安い薬局の探し方|調剤薬局の価格の決まり方も解説

処方箋の薬の値段が、薬局によって変わる事をご存知ですか?

あまり知られていないのですが、基本料が異なるためどの薬局で薬をもらうかで金額が変わります。

地域毎に調べ方があるため、どこが安いか調べる方法をこっそりお伝えします。

調剤薬局での値段の決まり方

処方箋の薬の価格はざっくり3つできまります。

  1. 基本料
  2. 管理料
  3. 薬の価格

3の薬の価格は国で定められた価格なので一律です。(ジェネリックを選べば安くなります)

2の管理料は説明を受ける内容や、処方箋の薬の変更等で変わります。お薬を飲む安全上変えることができません。(どういう行動をとっても今は変わらないことが多いです。)

実は、1の基本料が最大で750円以上(3割負担で250円程度)変わることがあります。これはどの薬局で薬をもらうかで決まります。

安い薬局の見つけ方

料金を表示している薬局は無いので、インターネットで調べなければいけません。

とても探しにくいところにあるのですが、その地域の厚生局のホームページから基本料を知ることができます。

【北海道】
施設基準等の届出事項-北海道厚生局
※ページ上部の<保険薬局>の項目です。

【東北】
施設基準の届出等受理状況一覧-東北厚生局
※ページ上部の「施設基準の届出受理状況(全体)」の項目です。

【関東】
施設基準の届出受理状況-関東甲信厚生局
※ページ上部の「施設基準の届出状況(全体)」の項目です。

【東海北陸】
保険医療機関・保険薬局の指定状況等-東海北陸厚生局
※ページ下部の「6.東海北陸厚生局管内の施設基準の届出受理状況(全体)」の項目です。

【近畿】
保険医療機関・保険薬局の管内指定状況等-近畿厚生局
※ページ中部の「 施設基準の届出受理状況(全体)」の項目です。

【中国】
保険医療機関等の施設基準の届出受理状況等について-中国四国厚生局
※ページ上部の「中国四国厚生局管内の施設基準の届出受理状況」の項目です。
※病院等も同じPDFファイルで、薬局は下の方にあるため探しにくいです。

【四国】
保険医療機関・保険薬局の管内指定状況等について-四国厚生支局
※ページ中部の「4.施設基準の届出受理状況(全体)」の項目です。

【九州・沖縄】
保険医療機関・保険薬局の届出受理状況について-九州厚生局
※ページ中部の「届出受理医療機関名簿(全体版)」の項目です。

価格の決まり方の解説

記載があると料金が高くなる項目

地域支援体制加算

薬局が地域支援体制加算という登録をしていると、350円高くなります。

登録している薬局は名簿の受理番号に(地支体)と記載され、24時間体制やお盆休み等も無く営業しているなど、一定の基準を満たしている薬局です。

後発品調剤体制加算

ジェネリック医薬品を使用している割合により、基本料がプラスされる薬局があります。

名簿に記載があれば、下記の金額が上乗せされます。

  • (後発調1)の記載あり:180円高くなる
  • (後発調2)の記載あり:220円高くなる
  • (後発調3)の記載あり:260円高くなる

数字によって料金が変わる項目

調剤基本料は必ず算定される項目ですが、分類によって料金が異なります。

下記の5段階に分類されています。

  • 調基1:410円
  • 調基2:250円
  • 調基3イ:200円
  • 調基3ロ:150円
  • 調基特1:100円

※調基特1は大きな病院の敷地内にある薬局等で、県によっては存在しません。

調剤基本料が変わる具体例

「(調基1)(地支体)(後発調2)」

「(調基3ロ)」

と記載されている薬局では基本料に870円の差があります。(3割負担で約260円)

 

健康に関わることなので、安ければ良いというものではありませんが、金銭的な理由で受診を控える方の参考になればと思います。