参天製薬より、点眼型洗眼薬「ウェルウォッシュアイ」が販売されました。
日本初の「目を洗う用の目薬」の誕生です。
アイボンやソフトサンティアとの違いや、それぞれのメリット・デメリットはどうなのでしょうか?
結論からお伝えすると、もともとアイボンは洗眼に推奨されていないので、アイボンユーザーはウェルウォッシュアイに切り替えた方が良いと思います。
適応外でソフトサンティアを使用していた方は迷うところです。
▼アイケアの関連記事
目のサプリメント比較と選び方|疾患別のおすすめ商品や効果に関するデータについて目次
アイボンとの違い
ウェルウォッシュアイのメリット
容器が汚染されない
アイボンの一番のデメリットである、カップの汚染がありません。
カップにばい菌が繁殖していた場合、ばい菌で目を洗ってしまうことになります。
アイボンをお使いの方はご注意下さい。
目の周りの汚れが目に入らない
アイボンのもう一つの問題は、カップの構造上、周りの汚れが目に入ってしまうことです。
点眼の場合は目から液が溢れるので、中に入る心配がありません。
目のことを考えるならアイボンよりもウェルウォッシュアイの方が良いでしょう。
アイボンのメリット
目にとってはデメリットばかりと感じるアイボンですが、メリットと言えば爽快感でしょうか。
「洗った感」があるため、ファンが多いのも事実です。
後述しますが、目を洗わないほうが良い方もいるので、お使いの方は一度眼科を受診することをおすすめします。
現在は様々な種類のアイボンが販売されています。
ソフトサンティアとの違い
ハッチアウトに関する社内資料
ウェルウォッシュアイはソフトサンティアに比べて、スギ花粉のハッチアウト(*1)を抑制したという社内資料があるようです。
ただ、社内資料なので現時点ではなんとも判断できません。
※ハッチアウトとはスギ花粉が破裂してアレルギーの原因となる抗原が溶出することです。
ソフトサンティアでの洗眼は適応外
ソフトサンティアの効能・効果は下記のとおりです。
- ハードコンタクトレンズ又はソフトコンタクトレンズを装着しているときの不快感
- 涙液の補助(目のかわき)
- 目の疲れ
- 目のかすみ(目やにの多いときなど)
厳密に言うと、ソフトサンティアで洗眼することは適応外になってしまいます。
しかし、眼の乾き・疲れ・かすみ等の症状が無い人はほぼいないと思われるので、あまり気にする必要はないでしょう。
今後は洗眼が必要な場合に医師からウェルウォッシュアイを使うよう指示がでるケースがあるかもしれません。
洗眼を使わない方が良い人もいるため注意
洗眼をすると、涙の成分も一緒に洗い流してしまいます。
洗眼しすぎることで涙の成分が崩れてしまい、ドライアイの原因となってしまうこともあるためご注意下さい。
また、眼には自浄作用があり、基本的には洗眼しなくて問題ありません。
洗眼が必要な場合は病院を受診した方が良いケースがほとんどです。
利用する前に眼科を受診することをおすすめします。
ウェルウッシュアイの成分
- ホウ酸(分量:1.0%)
- エデト酸ナトリウム水和物
- ポビドン
- 等張化剤
- pH調節剤
塩化ベンザルコニウム不使用で、添加物は問題無さそうです。
ウェルウォッシュアイの価格・購入方法
料金は450円程度で販売される見込みです。
現時点では病院や薬局のみでの販売を予定しており、ドラッグストアでは扱いがありません。(調剤併設のドラッグストアはどうなるか不明)
楽天市場やヤフーショッピングで購入することもできます。
※発売前情報を含むため、当記事の内容は変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
コメントを残す