2018改定から1ヶ月以上が過ぎましたが、派遣先で知り合った人などからの水面下での転職相談が増えています。
みなさんの周囲はどうですか?
離職率が高い薬局にはいくつか共通点があるのですが、今後も一部での人材不足は続きそうです。
今日は大手調剤薬局を退職して派遣薬剤師になったAさんの話を紹介します。
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Aさんの不満
ノルマ
最初に相談を受けたのは2016年だったでしょうか?
調剤基本料の特例除外のため、かかりつけ薬剤師を算定しなければいけない状況でした。
目標とされる数を算定するには「強引な手段を用いるしかない」と嘆いていた記憶があります。
過酷な勤務
かかりつけ薬剤師のコールや在宅、薬歴作成の残業など、Aさんの労働時間はとても長かったです。
管理薬剤師のため、残業代は支給されず、かかりつけ薬剤師に関するコールの手当ても無い状況でした。
派遣薬剤師はノルマやサービス残業は無い?
一応補足しておきますが、派遣薬剤師だからノルマや残業が無い訳ではありません。
ノルマの定義付けが難しい所ですが、「これをやって下さい」と言われることがあります。
医療従事者として残業することもあります。
しかし、派遣会社が仲介しているため、パワハラや労働基準法違反の勤務をすることは少ないです。
本来であれば当然のことなのですが、就業規則が守られることがほとんどです。
Aさんのその後
先日、派遣薬剤師になったAさんと久しぶりに会いました。
家から近い個人薬局に勤務しているのですが、今の薬局に正社員として就職するか検討中とのことでした。
開設者はいずれ、Aさんへの事業承継したいと考えているそうです。
以前の職場にいた頃とは違って、活き活きと話すAさんの表情が印象的でした。
派遣薬剤師に向かない人
派遣薬剤師になって以前よりも快適に暮らしているAさんの話をしましたが、派遣薬剤師は全ての人におすすめする訳ではありません。
薬剤師としての経験が浅い人、新しい環境が苦手な人、派遣の求人が無い地域などは派遣には向いていません。
自分に合った企業や開設者を探す方が良いと思います。
派遣薬剤師になるには?
派遣薬剤師を検討する場合は、まず人材紹介会社に登録します。
私の周囲では「ファルマスタッフ」か「薬キャリ」を利用している人がほとんどです。
どちらか、若しくは両方に登録してみて、派遣の求人を見てから判断するのも良いかもしれません。
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