目の現代病と言われるドライアイ。
実際の患者数は800万人で、そのうち治療をしているのは200万人程度と言われています。
「病気」という認識が少ないドライアイですが、目が乾く、しょぼしょぼする、疲れやすい、充血、かすんで見える、ピントが合い難い等の症状がある場合は、これから紹介する生活習慣に注意して下さい。
目が乾いていても症状を感じない人も多く、特にコンタクトをしている方は要注意です。
注意すべき生活習慣やサプリについてまとめました。
※症状が強い方は一度眼科医を受診することをおすすめします。
部屋や目を保湿する
部屋が乾燥していると眼も乾燥してしまします。
エアコンや暖房などでドライアイが悪化する場合は保湿をしましょう。
- 加湿器を使う
- 濡れたバスタオルをかける
- 風が直接あたる場所は避ける
- 保護メガネは花粉だけでなく保湿効果もある
▼保護メガネもおすすめです。
眼を温める
目の周囲を温めると涙に重要な脂腺の働きが良くなります。
温めると楽になる時は、おしぼりや温感アイマスク等であたためましょう。
病院でもアイホット等の機械で目を温める治療をする場合があります。
睡眠をしっかりとる
寝不足や不規則な生活は、涙を減らす原因です。
また、睡眠不足は眼精疲労を引き起こす原因にもなります。
睡眠で悩んでいる方はこちらの薬剤師のブログがおすすめです。
眼を長時間酷使しない
パソコン、スマホ、テレビ、読書、裁縫などついつい長時間近くを見る作業をするとドライアイが悪化してしまいます。
30分に5分、1時間に10分等、定期的に目を休めましょう。
目を休めるには遠くにある緑色(木など)をぼーっと眺めるのがおすすめです。
コンタクトレンズは最小限に
コンタクトをしていると眼が乾きやすくなります。涙がコンタクトに吸い取られたり乾きやすくなるためです。
コンタクトレンズの利用は最小限にして、できるだけメガネにしたほうが目の健康に良いです。
瞬きを増やす
スマホやテレビ、小説などに夢中になっていると瞬きが減ることがあります。
意識して瞬きをしましょう。
まぶたがピクピクと痙攣してしまう「眼瞼痙攣」の方は病院を受診して下さい。
メイク
ドライアイの状態でファンデーション等が目に入ると炎症を起こしてしまうことがあります。
化粧をする前後に目薬をさすことで予防できることがあります。
防ぎようがないドライアイへの影響
加齢
涙に関わらず、体の水分は年齢と共に減ってしまいます。
口の渇き、皮膚の乾燥、膣の乾燥など、症状により適切な治療を行いましょう。
ストレス
緊張が続くと涙が減り、深呼吸をすると涙が増えると言われています。
ストレスを感じたら深呼吸をしましょう。
病気や薬の副作用
シェーグレン症候群などの病気や抗コリン薬などで涙の量が減ってしまうことがあります。
主治医や薬剤師に相談しましょう。上記した生活習慣の対策も重要です。
サプリメント
目のサプリメントに関してはこちらの記事でまとめています。

最後に
ドライアイは軽視されがちな病気の一つですが、放っておくと心配な病気です。
花粉症や感染症にかかりやすくなり、酷い人は頭痛や吐き気を伴うことがあります。
適切な治療はもちろんですが、生活習慣でも予防を心がけましょう。