先日、50代のMR(薬剤師)から転職の相談を受けました。
調剤未経験でも薬局に転職できるか?とのことです。
60歳でも転職できる薬局はありますが、以前よりも少なくなりました。
若い薬剤師が敬遠する中小企業の門前薬局を狙うのが良いと思います。
実際の例を紹介するので参考にしてみて下さい。
大手調剤・ドラッグストアは厳しい
以前は免許を持っていれば誰でも入れる薬局やドラッグストアがありました。
最近は未経験で高齢でも就職できるという薬局は少なくなっている印象です。
また、大手はシステムがしっかりしていますが、覚えなければいけない業務も多いです。
よほどやる気がある人以外は中小企業の門前薬局を勧めています。
下記のような例があったので参考にしてみて下さい。
こんな薬局がありました
眼科門前薬局
私が勤務したことがある眼科門前薬局には薬品の種類が200というところがありました。
その薬局は集中率は99%を超えていて、分包機を使うことはありません。
点眼薬に関する知識はもちろん必要ですが、薬品数や禁忌・相互作用など最低限知っていなければいけない知識が少なくてすみます。
整形外科の門前
整形外科もアイテム数が少ない薬局があります。
こちらも集中率が高ければ必要な知識は一般的な薬局よりも少ないです。
未経験可の求人
上記に関わらず集中率が高い薬局は、面薬局やドラッグストアと比べて最低限覚えなければいけない業務が少ないです。
「未経験可」と求人を出している薬局がたくさんありますが、「人が少なくて誰でもいいからとりあえず来て欲しい」という薬局もあるので注意して下さい。
年収などの待遇面を考慮せずに就職している人の方がうまくいっている気がします。
最後に
今、薬局は激動の時代を迎えています。
若い人にはドラッグストアや調剤薬局(最大手)を勧めることが多いです。
しかし、今回相談を受けたような年配で未経験の方には適材適所と思われる薬局を紹介するようにしています。
あくまでも個人的な意見ですのでご了承下さい。