2020年の診療報酬改定についてまとめました。
例年同様、本格議論の前に薬剤師に対するネガティブキャンペーンが始まった感があります。
かかりつけ薬剤師・リフィル処方・遠隔服薬指導などなど、注目項目はどうなるのでしょうか。
気になる話題をこちらのページでまとめて行きます。
※こちらの内容は変更になる可能性があります。詳細は議事録等でご確認下さい。
認定薬剤師用の研修シール売買
認定薬剤師の受講シールが、ネットで売買されていたとういう話題です。
参考 研修受講シール売買の報道受け厚労省が通知日経メディカルかかりつけ薬剤師と関連付けて報道されていますが、薬剤師が売買に関与したかどうかは現時点で不明です。
そもそもeラーニングでポチポチするだけで手に入るシールなので制度設計に問題がある気がしますが。
薬剤師会はお決まりの「本分に悖る行為」と痛烈批判を行ったそうで、いつものパターンです。
以前から販売されている実態は把握されいたはずですが、これも次回改定への布石なのでしょうか。
かかりつけ薬剤師がかかりつけ薬局になるのが個人的には嬉しいですが、今後に注目です。
管理薬剤師の兼務が可能に?
気になるニュースがありました。
参考 管理職の薬剤師、複数地域で兼務日本経済新聞現在は学校薬剤師や、一部地域で休日夜間センターの勤務などが許可制で可能です。
記事には「規制緩和」とありますが、今後の展開はどうなるのでしょうか。
地域支援体制加算にも影響がでてくるかもしれません。
薬剤師と非薬剤師の業務範囲を整理
3月7日「厚生労働部会・薬事に関する小委員会合同会議」にて、薬剤師自らが行うべき業務と薬剤師以外でも可能な業務の整理を行うことが示されました。
薬機法改正の施行までに有識者の意見を聞きつつ検討される予定です。
地域連携薬局と専門医療機関連携薬局
3月7日の合同会議で了承されたようです。
参考 【Focus 改正薬機法案が与党部会審査を通過 薬局・薬剤師への覚悟求める】ミクスOnline各要件についても議論されたとのことでした。
聞いたところによると、かかりつけ薬局としての機能を有する地域連携薬局の要件には「退院時カンファレンス」への参加が、専門医療機関連携薬局には「専門性が高い薬剤師の配置」などが挙がったそうです。